マイクロサイズの気泡は液中に生成されると、3つの特徴ある挙動を示します。
●第一グループの比較的大きい気泡群
受ける水圧は弱いので、気泡径を膨張させながら上昇し、液面にて大気中に飛散する。
●第二グループの中程度の気泡群
水圧と気泡内部圧とのバランスを取りながら、液中に漂い、最終的には水圧に内部圧が負け、液の気泡内への浸透を許し、気泡は消滅(溶解)する。一部の気泡は摩擦・衝撃により圧壊をおこし、第3グループの気泡となる。
●第三グループの気泡群
このサイズの細かい気泡は気液界面積が気泡体積に対して大きくなり、強い水圧を受ける。しかし内部圧の高いので水圧を受けても、すぐ気泡はつぶれることはなく、ナノサイズの気泡として水中に長時間滞留する。