キャビテーションポンプ

気体混入可能な高圧遠心ポンプ。
ポンプ性能〈揚程、吐出)は同等のモーターによるものに比較して3倍の性能を発揮します。
エマルジョナイザーの乳化システムでは、気体混入時にバブル発生バルブのノズルを絞ることによってポンプ中とバルブ間の気圧が上がり(~1MPa)、ポンプ内にキャビテーション現象が発生します。
羽根による撹拌、遠心、圧縮、せん断応力に加えて、この衝撃波の力が加わり、サンプルの分散、乳化、微細化が起きます。

キャビテーシキャビテーションポンプ

外寸 H300×W700×D400㎜

重量 80Kg

定格電源 3.7Kw  3φ200V

 


1.用途

炭酸水、酸素水、還元性水素水、ジュース類等の飲料水製造業界、オゾン水など殺菌や汚水処理等の環境分野、空気混入による魚の養殖、種苗領域、エマルジョン燃料等の省エネ、炭酸ガス排出量削減等の環境分野への応用。乳液やクリーム等化粧品業界、ドレッシングやホモ牛乳、乳飲料等の食品業界等への製造加工にご利用が可能。

2.強み・特長

気体混入可能な高圧遠心ポンプは同等のモーターによるものに比較して3倍のポンプ性能〈揚程、吐出)を発揮する。インペラの高速回転により、攪拌、遠心、圧縮、せん断等の力が加わり、さらに気体混入時にキャビテーションが起こり、その時の衝撃波の力が加わることによってサンプルの分散、溶解、可溶化、乳化等の加工がより一層促進される。又キャビテーションによりヒドロキシラジカルやプラズマが生じているとの報告もあり、加工技術への利用の気運が高まっています。

3.導入メリット

  • ポンプのみで気/液混合のプラントやシステムを構築可能。
  • 気/液混合の特徴により従来のポンプでは実現できなかった機能のプラントやシステムを構築することが可能となる。
  • キャビテーションの誘導を可能にするため、より高度な分散、溶解、可溶化、乳化を可能にしている。